会長挨拶
平素より鹿児島県病院薬剤師会に多大なるご支援とご協力を賜り誠にありがとうございます。令和4年6月より会長に就任いたしました鹿児島市立病院の有馬と申します。武田泰生前会長の日本病院薬剤師会会長ご就任、また役員任期満了改選に併せ、第9代会長を務めることとなりました。昭和30年3月に始まった当会の歴史の中で、これまでの先輩方が築かれた活動を引き継ぎ、また新たな風を取り入れながら、会員の皆様とともに歩んでまいりたいと思っております。
現在鹿児島では、少子高齢化のみならず人口の一極集中化が進み、医療現場においても医療財源や人材の不足など多くの課題を抱えています。さらに新型コロナウイルスの感染拡大、自然災害など不測の事態を経験し、私たち薬剤師はただ薬を扱うだけではなく、医療の質と安全、健康に寄与する医療人であると実感する毎日です。また、薬を介しチーム医療に携わるのは勿論のこと、昨今ではタスクシフト/シェアなどますますその役割は拡がりを見せています。当会は、薬剤師一人ひとりが各種専門性やスキルを高めるだけでなく、患者の入院前から入院中、そして在宅治療に至るまで、多職種と連携して活躍できるよう、さらなる環境整備に努めてまいります。
皆様とともに地域に根差した活動を発展させ、「薬あるところに薬剤師あり」、さらには「患者あるところに薬剤師あり」の気持ちで日々の変化に対応できる、そして成長する医療従事者の団体であり続けたいと思います。
鹿児島で活躍する薬剤師の縦のつながり、そして横のつながりをさらに充実させるためにも、会員の皆様には、今後ともご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
令和4年8月 鹿児島県病院薬剤師会 会長 有馬 純子